アメリカでは消化酵素サプリが主流

 酵素は大きく分けて「消化酵素」と「代謝酵素」の2つに分けられます。アメリカで主流になっている酵素サプリメントは、この中で消化酵素を摂取するタイプです。消化酵素は食事の成分によって「アミラーゼ(糖質分解酵素)」「プロテアーゼ(タンパク質分解酵素)」「リパーゼ(脂質分解酵素)」に分類されます。これは食事の分解に特化した酵素を配合して、消化吸収のサポートをさせるために開発したサプリということです。

 

 アミラーゼは、唾液に含まれていて、炭水化物を消化し吸収します。プロテアーゼは、胃液に含まれていて、たんぱく質を分解します。膵液の中にあるリパーゼは脂肪を分解する酵素です。なのでリパーゼを多くもっている人は、太りにくい体質なのかもしれません。

 

 では、日本で、こうしたアメリカ式の消火酵素サプリメントが手に入るかといえば入りません。日本では医薬品に分類され、こうした酵素をそのまま配合すると「医薬品指定」となってしまうんです。ようするに、お薬の扱いになっちゃうんですねぇ。そのため、消化補助の目的で酵素サプリメントを摂取したい場合は、病院でお医者さんから処方してもらう必要があるんです。

 

 まあ最近では、タンパク質分解酵素を含む植物や、アミラーゼやプロテアーゼを含む微生物を粉末化して製造した酵素サプリメントが日本でも販売されるようになってきたのでアメリカ式でなくても、消化補助のためにこうした酵素サプリを摂取するのも良いかもしれません。

 

日本とアメリカの考え方の違い

 アメリカでだけ消化吸収補助の酵素サプリメントが認められている背景には、日本とアメリカとの食生活の大きな違いもあるのでしょう。日本もだんだん食生活が欧米化してきましたが、アメリカのほうが断然に肉食中心の生活が多いです。ファストフーやステーキの大きさなどを見てもすごいですよね。そうした環境もあって、消化や吸収がうまくいっていない人が多く、外から消化酵素をサプリメントで摂取しなければ、うまく食事の分解ができない人が多いのかもしれません。

 

  また、「酵素」の考え方にしても、アメリカでは酵素を単体の成分としてみていて、消化の補助に特化したものだとしています。しかし、日本の「酵素サプリメント」は、発酵によって生み出された豊かな栄養素を体に取り入れることを目指しています。また、腸内細菌にエサを届けることで、腸内の酵素を増やすことで免疫力のアップにもつながります。

 

  日本の場合、アメリカのように消火だけに特化したものではありませんが、日本古来の発酵製法で製造された上質な酵素サプリメントは、消化吸収の補助だけでなく、体全体の健康維持・向上につながると期待されます。

 

 どう感じるか、どっちのほうがいいのかは人それぞれですが特性をきちんと理解することで、上手に日常生活の中にサプリメントを取り入れていきましょう。

 

 わたしはやっぱり、日本人の考えって好きだなあ~。

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